しーくれっとらぶ
『ごめんι亜紀からだ。
ちょっと電話出るねι
━もしもし??』

【あ、龍君から聞いた??
行くでしょ??】

『あ、うん。亜紀も??』

【そうだよ♪】



亜紀には慎君から
連絡が来ていたみたいだ。



【慎からさ、
唯の家にいろって
言われたんだけど、
そっち行っていい??】

『あ、ちょっと待ってね。
━ねぇ、聖夜、
亜紀も一緒みたい
なんだけど、
行っていいかな…??』



あたしは
何故か恐る恐る
聖夜に聞いた。



「亜紀ちゃんが
いるならいいけど、
お前は大丈夫なのか??」



聖夜は心配そうに
あたしを見た。
聖夜は夜のことを
言っているんだと思う。
あたしがまだ夜に
眠れないことがあるから。



『大丈夫だよ。』



あたしはそう言って
聖夜に向かって
ピースをした。



「そっか。ならいいよ。」



『ありがとう。
━あ、亜紀?
いいよ、支度が済んだら
あたしの家においでよ。』

【わかった。
支度終わったら行くね♪】



亜紀はそう言って
電話を切った。





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