しーくれっとらぶ
「唯ーっ!
あたしだよーっ♪」



支度が済んで
しばらく聖夜と
リビングで寛いでいると
外から亜紀の声がした。



『あ、亜紀来た。』



あたしは
玄関のドアを開けて
亜紀を中に招き入れた。



「おじゃましま~す♪」



亜紀は
久しぶりに慎君に
会えるからなのか、
すごい上機嫌。



「お、亜紀ちゃん。
なに、玄関の外で
騒いでんだよ(笑)。」

「聖夜さ~ん♪
すみません(笑)。
近所迷惑でしたね(笑)♪」

「何でそんな
テンション高ぇの??」



謝ってはいるけど、
申し訳なさそうな様子が
全く見られない亜紀に
聖夜が呆れながら聞いた。



「だって、
久しぶりに彼氏に
会えるんですよーっ♪」



亜紀はそう言って
照れたように
聖夜の肩を
バシバシと叩く。



「あーιはいはい。
わかったって。
じゃぁ、
俺もう仕事行くなι」



聖夜はそんな亜紀を
かわしながら
玄関に向かった。



『いってらっしゃい。』



あたしは
ご機嫌の亜紀を
リビングに残して
聖夜を見送りに
一緒に玄関に向かった。



「おう。━ちゃんと
玄関の鍵閉めて行けよ。」

『うん。
お仕事頑張ってね。』






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