しーくれっとらぶ

秘密

ご飯も食べ終わり、
あたし・亜紀→
慎君→

の順番でお風呂に入ることにした。

今は最後の龍が入っている。



『ねぇ、さっき車で話してた話ってなに?』

「ああ、あれはな~…龍が唯に一目惚れしたっていう話♪」


あたしの質問に慎君はニヤっとして答えた。


龍が……


一目惚れ……―?





……―あたしに……!?



『…は?』



慎君の言葉の意味がわからなくて口を開けて固まった。



「だからぁ~、あたしたちが 慎のドラマの撮影を見に行った時に、龍君が唯を見て一目惚れしたのっ♪」



あたしを納得させるように亜紀が言うけど、そんな話信じれるはずがない。



『ありえないって……ι』



龍があたしに一目惚れなんてするはずがないもん……━ι

今、 龍と付き合っていることでさえ未だに夢なんじゃないかな……?って思うくらい不思議なのに龍が一目惚なんて……


…―うん、絶対ありえない……っ!



「本当だって♪
なら、このメール見てよ~♪」



亜紀はなかなか信じないあたしに1通のメールを見せた。


「もしかして、俺があの時送ったやつ?」

「そっ♪いつか絶対唯に見せようと思ってさ♪」


あたしは亜紀の携帯電話を手に取ってそのメールを読んだ。



―――――――――
From:慎
Sub:NOT TITLE
_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
唯来れねぇのι?
なんか龍が今日の
撮影の時に唯見て
気に入っちゃってる
みたいなんだよな★
俺のカンだけど♪
だから絶対
唯のこと説得して
連れて来て~☆!

   -end-
―――――――――







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