しーくれっとらぶ
♪♪~


その時、あたしの携帯電話が鳴った。
曲からして、相手は龍だ。

あたしは龍からの電話は嬉しくてすぐに電話に出る。



『もしもっ【唯、お前今なにしとんの?】



あたしが言葉を言い終わる前に龍のいつもより低い声が聞こえた。



『え??』


あたしはその声に驚いて言葉が詰まった。


【俺に言えんよぉなことしとるんやなぁ??】



龍は怒っているようだ。


『え…??―何言って【お前最低やわ。】



プツッ…―プー…プー…プー…



「どうした??」


『わか…んない……』






龍怒ってた……。

どうして……!?








あたしは急なことに頭が混乱して、その場から動けずに立ち尽くした。




「唯??」


そんなあたしを拓魅が心配に顔を覗き込んでくる。






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