しーくれっとらぶ
あたしは龍の携帯に電話をかけた。









プルルルル…プルルルル……プッ、ブチッ……プー…プー…










『…っ……』





出たかと思ったけど、それはすぐに切られた。
あたしはもう一度かけた。







だけど、また同じように切られた。


























【何やねん。何回も何回も。】





5回目くらいで龍はやっと電話に出てくれた。




『どうして怒ってるの…!?わけわかんないよ…。』

【わけわからんのはお前やろ。
昨日も男と2人イチャイチャ歩いとって、今日は別の男か??
お前いったい何人男おんねん。】

『男…??』

あたしは龍が何を言ってるのかわからず、考えた。







昨日…―


男…―






『!―違う、あれは違うの!!』



龍が言っているのは昨日、拓魅から勉強を教えてもらった後、彰と帰っていたことだ。

【何がちゃうねん。】

『だから―【もうええわ。】

『本当に違うの!!友達なの!!』

【ほな、お前は友達と2人イチャイチャして帰んねんな。】







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