しーくれっとらぶ
『でもあたしが―「ちゃうねんて!!」


龍はあたしの言葉を遮って話し出した。


「俺が悪いねん……






友達てわかっててん……。












唯から仲良い男友達いんの聞いとったし……









やけど……








2人で歩いとんのや


唯が触られとんの見たら我慢出来んくて……





ムカついて………。」




『…龍……』


「ごめん……




嫌やろこんな彼氏……












俺…



ほんまはむっちゃ妬きモチやきやねん……









唯をずっと俺の隣においとかな不安やねん……






引くよな……こんなん……」





龍の声が小さいなっていくのがわかった。


『嫌じゃないよ……嬉しいよ……。』


あたしは龍を強く抱きしめながら言った。


『龍がそんな風にあたしを想ってくれて、あたし嬉しい……』




「ごめんな……俺、唯のことむっちゃ好きやねん……。
―…俺、格好悪ぃな……」




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