しーくれっとらぶ
「意外ですね~。」


「唯~、こっちきいや。」


怜さんと仲良く話しているのが気に入らないのか龍がソファーから少しブスッとしながらあたしを呼んだ。


『龍がこっちおいでよ~。』


あたしがそんな龍が可愛くて、手招きしながら龍を呼んだ。


「そうだよ。龍が来いよ。」


慎君が笑いながら言った。


「いやや。唯、こっち来いやぁ。」


龍がタダをこねるように言った。


『わかったよぉ。』


「龍君子供みた~い。」


あたしが龍の方に移動していると、亜紀が言った。




「本っ当龍は唯ちゃん好きだね~。」


「好きやで~。(笑)って唯ドコ座ってんねん。
そこちゃう~。ここやろー。」


怜さんが冷やかすのを龍は開き直りながら流した。

そして、あたしが龍の隣に座ると龍はあたしを持ち上げて、無理矢理龍の足の間に座らせた。




『この座りかた恥ずかしいんだって///!』



あたしは龍の足の間から抜け出そうとした。


「唯ちゃん~、龍はベタベタすんの好きだから諦めたがいいよ♪(笑)」


そんなあたしたちを見ながら怜さんは笑った。






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