しーくれっとらぶ
「どんなやつなんだ??」


『え…??』


「唯の彼氏。
どういう奴なんだ?
知らねぇ人に
唯1人で夜に
会いに行かせるなんて
簡単には許せねぇに
決ってんだろ。」


『どんな人って…―




優しい人だよ…




あたしの事すごい
大切にしてくれるし、






親のことも、
聖夜のことも、
あたしがどんな事を
してきたか、
どんなめにあってきたかも
全部知ってる…。


本当に



優しくて、強い人だよ。』





「………」


聖夜は
あたしの言葉を黙って
聞いていた。
そしてあたしが
言い終わったあとも
しばらく黙ったままだった。


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