しーくれっとらぶ
ロビーに着くと
サングラスをして
変装した龍らしき人が
ソファーに座っていた。


『龍?』

「お、唯♪」

近付いてみると
やっぱり龍だった。

『あ、聖夜
連れて来たよ。』


あたしは隣に
いる聖夜を指して言った。


「あ、唯と―…
唯さんと付き合うてる
龍っていいます。」


龍は聖夜に頭を下げて
あいさつした。


「唯の叔父の聖夜です。」


「すいません、
俺の都合で…―ι」

「大丈夫、大丈夫(笑)。
つか、唯、お前ちょっと
あっち行っとけ。
龍君と2人で話したい。」

『あっち…??』


あたしは聖夜が
指差した方を見た。


そこには
物陰から顔を覗かせる
梨香さんと陸の
姿があった。


『何でいるの…(笑)ι』


あたしは
苦笑しながら
2人のところに行った。

< 307 / 854 >

この作品をシェア

pagetop