しーくれっとらぶ
『ねぇ、
聖夜と何話してたの?』


龍のホテルに
向かうタクシーの中で
あたしは2人が
話していた事が気になって
龍に聞いた。


「何って…―ι
普通の話やで(笑)。」


『なんかすごく
楽しそうだったじゃん。』


「聖夜さんが
おもろいねんもん(笑)
良い人やったわ。」


『ふ~ん。』


あたしは
「よくわからない」と
いったように
シートにもたれかかった。


「何~―??
唯ちゃん妬いとるん(笑)?」

聖夜が
膨れたあたしのほっぺを
つつきながら
聞いてくる。
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