しーくれっとらぶ
だけど、そんなあたしを見てくれる人がいた。
いつも1人だったあたしに声をかけてくれる人がいたんだ。



それがママの弟の聖夜だった。

ママの実家で暮らしていたあたしたちは

ママとパパと
あたしと
妹と
聖夜と
ママと聖夜の両親の
7人暮らしだった。



あたしは、両親に養子として引き取られた時から聖夜にすごくなついていた。



聖夜だけは妹が出来ても、変わらずあたしに優しくしてくれた。




だけど、



聖夜はあたしが中学2年生になる前に家を出て行ってしまった。



そして聖夜はあたしの住む九州から遠く離れた東京に行ってしまったんだ。




聖夜は高校を卒業してからの進路で親ともめて出て行った。





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