しーくれっとらぶ

大晦日

朝、龍があたしを起こす声で目が覚めた。


『んんー…』


あたしは龍の腕の中にスッポリと入る感じで寝ていたみたいで、目を開けると龍の胸が胸元が目の前にあった。

あたしは目を擦りながら顔を上げた。
にっこり笑う龍があたしを見ている。


「おはよ」

『…おはよぉ…』


あたしの眠そうな声を聞いて龍が笑った。


「まだ寝むいん?」

『ううん…。大丈夫…』


そう答えたけど、脳はまだ眠っているみたいで、ボーっとしている。


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