しーくれっとらぶ
『…っ…』


あたしが目のやり場に困ってオロオロしていると、"はぁー…"と頭の上から龍のため息が聞こえた。


「服脱ぐだけやのに時間かかりすぎやって」

『ごめんね…ι入り方がわかんなくって…』

「入り方てなん?」

『その……なんて言ってドア開けよう、とか、なんか…いろいろ考えてたら、時間かかっちゃったの…』

「(笑)ι唯、馬鹿ちゃうの」


龍はそう言ってあたしの手を引っ張って中に入る。


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