しーくれっとらぶ
あたしは龍の首に手を伸ばして、ギュッと龍にしがみついた。


「ん…?」


そのせいで龍は起きたみたいだ。


「唯?」


龍は不思議そうにあたしの名前を呼ぶけれど、あたしは龍にしがみついて、龍の首元に顔をうずめた。


「なんしたん?恐い夢でも見たんか?」


龍はそんなあたしに心配そうな声で話しかけながら、あたしの頭を撫でる。


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