しーくれっとらぶ
それからもイタズラ電話は続いた。

あたしはもう電話には出ずに無視し続けた。

でもあまりにもしつこかったから携帯電話の電源ごと切った。


「唯、大丈夫ι?」


あたしがすごい剣幕をしていたのか、亜紀が不安そうに聞いてきた。


『え?あ、うん…。全然平気だよ。』

「そうだ!番号変えればいいんだよ。」

『でも急に番号変えたら、龍が変に思うでしょ…ι?』


あたしがそう言うと亜紀は"そっかぁ…"とまた考え込んだ。



< 530 / 854 >

この作品をシェア

pagetop