しーくれっとらぶ
そしてしばらく買い物をしてると、さっきの出来事やイタズラ電話のことはすっかり忘れていた。


「いっぱい買い物しちゃったねー♪」

『買い過ぎちゃった(笑)ι』


♪♪~


亜紀と話ながら駅前の携帯ショップに向かっていると、亜紀の携帯電話が鳴った。


「慎からメールだ~。」


―――――――――
From:慎
Sub:NOT TITLE
_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
唯知らない?

   -end-
―――――――――


『え?あたし?』

「どうかしたのかな?」


亜紀から携帯電話を見せられて、あたしと亜紀は顔を見合せた。

お互い状況が理解出来ていなかった。


―――――――――
To:慎
Sub:NOT TITLE
_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今一緒にいるよ。
どうかした?

   -end-
―――――――――


亜紀が返信すると、すぐに慎君からメールが返ってきた。


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From:慎
Sub:NOT TITLE
_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
龍が連絡つかないっ
て心配してる。

   -end-
―――――――――


『「あ…ι!」』


慎君から返ってきたメールを見てあたしたちは同時に声を上げた。

イタズラ電話がひどかったから、昨日の夜からずっと電源を切っていたことを忘れていた。

あたしは慌てて携帯電話を取り出して電源をONにした。









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