しーくれっとらぶ
♪♪~


その日の夜、暖房がきいた温かい自分の部屋のベッドの上で雑誌を読みながら眠りかけていた時、あたしの携帯電話が着信音を鳴らしながらテーブルの上でピカピカと光っていた。


『嘘……っ。』


知らない番号からだった。


どうして……っ?
番号変えたはずなのにっ……。


あたしは携帯電話を手に取った。



出たほうがいいのかな……。
番号変えたし……、龍のファンからの嫌がらせなはずないよね……。
友達とかが誰か別の人の携帯を借りてかけてきてるかもしれないし……。


あたしはそう自分に言い聞かせて、携帯番号を開き通話ボタンを押した。







< 544 / 854 >

この作品をシェア

pagetop