しーくれっとらぶ
「ねぇ、唯♪
最近、連絡とってるの?」


話し合いの中で
亜紀があたしにしか
聞こえないように
小さな声で聞いてきた。


『え…??誰と…?』


そんな亜紀に
あたしも同じくらいの
トーンで聞き返した。


「龍君に
決ってるでしょっ…ι!」

『あ、うんっ。
龍君が忙しくない時は
たまに電話したりも
するんだっ♪』

「本当ー!?
いい感じだねっ♪

━それでね、
近い内、2人とも
1日オフになる
かもしれないから、
遊びに来いってっ♪」


亜紀がすごく
嬉しそうに言った。


『本当っ━!?
行きたい、行きたい♪』

「おいっ!唯、亜紀!!
話し合いしろよっ━!!!
彰とじゃ、話進まねぇ。」


拓魅は
2人でコソコソ話す
あたしたちに向かって、
彰を睨みながら言った。


「んだよそれー!!
俺だって
真剣に話しんだろ!?」

『あ~…ι!
ごめん、ごめんっι
何の話し合い?』



あたしは
彰と拓魅の言い合いが
酷くならない内に
話を戻した。


2人は仲は良いんだけど、
たまに言い争いから
殴り合いの喧嘩に
発展するから要注意なんだ。
しかも、原因は
本当馬鹿みたいに
どうでもいい事な時が
ほとんど。


そうして、
あたしたちは
4人で真剣に
話し合い始めた。


だけど
なかなか話が
まとまらなくて
あたしたちの班は
夏休みに集まって
話し合いの
続きをすることになった。


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