しーくれっとらぶ
ザザーン…―


「唯、着いたで。」


近くから聞こえる波の音と、龍の声であたしは目が覚めた。


『ん…―!あ、ごめんっ…ιあたし寝てたぁ……。』


慌てて体を起こすと、龍が運転席からあたしを見てほほ笑んでいた。


「ええよ。」

『ここどこ?』

「俺が好きな海。」


あたしは窓の外を見た。

砂浜の向こうには海が広がっていた。






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