しーくれっとらぶ

「それにさっきのことだって龍さんの本心じゃないって思う。龍さんは本当に唯を心配してたんじゃねぇかな。」

『…っ…もう……あたし最悪だよぉ……。』


龍に謝りたい……。


「龍さんに会いたい?」


陸の言葉にあたしは溢れそうな涙をグッとこらえて頷いた。


「実はさ龍さん下にいるんだよね。」


―…えー!?

あたしは顔を上げて陸を見た。
龍が家の中にいるの……?


「とりあえず龍さんと交代するな。」


陸はそう言うと部屋を出て言った。












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