しーくれっとらぶ
バスを降りた時、外はどしゃ降り。

まるであたしの心みたい。

空もあたしと同じように泣いてるみたいだったんだ。


当然傘なんて持っていなかったから、あたしはそのまま濡れながら帰った。

すれ違う人たちは傘もささずにずぶ濡れで歩いているあたしをジロジロと見るけれど、今のあたしにはそんなことは気にもならなかった。

何も考えられなかったんだ。















< 694 / 854 >

この作品をシェア

pagetop