しーくれっとらぶ
まだあたしの心の中は龍で溢れてたんだ。

龍が好きで…、…大好きなのに、もうどうしようもなくて……。

あたしはそのまましばらく声を殺して泣き続けた。

あたしの気持ちみたいに涙が次々と溢れてきたんだ。

それからのあたしは今まで以上に遊んでばかりいた。

心配する家族や友達の言葉も聞かない。
もこんなあたしを知られたくなかったから……。

もう後戻りなんて出来ないから。

だから今まで以上に男の人と過ごす時間を増やした。

まるで龍への気持ちを隠すみたいに……。










< 707 / 854 >

この作品をシェア

pagetop