しーくれっとらぶ
『はぁー…』


龍が帰ってからしばらくはボーっとベッドに寄り掛かっていた。

そして手に握り締めていた指輪をネックレスを机の上に置いた。


トントン―…


「唯ー…?」


その時、ドアがノックされたと思ったらドアが開いて陸が入ってくる。


『まだ返事してないのに入ってこないでよ…(笑)』


あたしはパッと気分を切り換えて笑った。

なのに陸は"龍さんと何話したんだ?"って早速KYな発言をしてきた。

だけど何故かあたしも素直にさっきのことを話してしまっていたんだ。
去年の夏のことに関しては陸は知らないから、適当に誤魔化して話した。








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