しーくれっとらぶ
ガチャ…―


「「ただいまー」」


その時、リビングのドアが開いてコンビニに行っていた龍と慎君が中に入ってきた。


「え…!?唯どうしたん!?」


そして亜紀の隣で号泣しているあたしを見つけて龍が駆け寄ってきた。


『な…んにもない…っ』


あたしはフルフルと首を振った。


「なんもないて、めっちゃ泣いてるやんι」

『…っ…だって…っ、亜紀がぁ…っ』

「えぇ!?あたし!?」


あたしの言葉に亜紀が驚いた声をあげる。


『…亜紀が頭撫でるから…っ…涙出ちゃったんだもん…っ…』

「「「???」」」


3人は意味がわからないと言いたそうな表情であたしを見る。



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