しーくれっとらぶ
そしてあたしは、たくさんの着信やメールが入っているのに気が付いた。


そのほとんどが聖夜と龍君からだった。


━着信履歴━
不在 19:14 聖夜
不在 19:25 聖夜
不在 19:29 龍君
不在 19:46 聖夜
不在 19:55 龍君
不在 20:17 龍君
不在 20:23 聖夜
不在 20:39 聖夜
不在 20:45 龍君
不在 20:03 龍君
不在 20:17 聖夜


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From:龍君
Sub:NOT TITLE
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
唯ちゃん?
何した??
何かあったん??

   -end-
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From:聖夜
Sub:NOT TITLE
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
帰り遅くね??
何かあったのか??

   -end-
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From:聖夜
Sub:NOT TITLE
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今、どこいんの?

   -end-
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From:龍君
Sub:NOT TITLE
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
何したん??

   -end-
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    :
    :


どのメールも帰りが遅いあたしやメールを返さないあたしを心配した内容だった。



あたしはいつも少しでも帰りが遅くなる時はちゃんと聖夜に連絡していた。

龍君とメールしていた時も毎回すぐに返信していたし、途中で何も言わずにメールを止めるなんてことは絶対にしていなかった。


電話だって、誰からであろうとちゃんと出たし、出れなかった時や気付なかったは後から絶対にかけなおしていた。

それがあたしだった。


そんなあたしがメールも電話にも出ないから2人は心配していたんだと思う。







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