しーくれっとらぶ
『…たし…―』

「ん?」

『…あたし…望まれて産まれてきたんじゃないんだね………』

「そんなこと―『だってそうでしょ!?』


あたしは聖夜の言葉を聞かずにそう叫んだ。


『レイプされて出来たなんて、間違って出来た子供じゃん!!』


あたしはそう言ってその場で泣き崩れた。

さっきまでは涙なんて出そうになかったのに、何故か一気に涙が溢れてきた。



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