しーくれっとらぶ
『うん―…』





あたしは過去に2度、親に捨てられた。



あたしはそれから自分でも気付かない内にいつも自分と人との間に線を引いていたのかもしれない…━




心の底からみんなを信じることが出来てなかったのかな………


自分でも気付かないような心の奥の奥に


あたしは可哀相なんだ……

あたしは1人なんだって壁を作っていたのかもしれない…




聖夜に言われてやっと気付いた―……







どうしてあたしは気付かなかったんだろう…


亜紀はあたしの親のことも中3の時にレイプされたことも全部知っている。


あたしの全部を受け入れてくれた―……。





他のみんなだって同じ……



みんなあたしのことを本当に心から心配してくれる。







なのに、どうしてあたしはみんなを信じることが出来なかったのかな―…
どうして頼ることが出来なかったのかな―…









人を信じきれずに周りの人をみんな疑って生きていく人がいる………



だけどあたしはそんな悲しい人間にはなりたくないよ━……っ




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