しーくれっとらぶ
「もうーι最近泣いてばっかりいたでしょー??」


亜紀はそんなあたしの涙を拭いながら言った。


『うん……。』


「目、すごい腫れてる(笑)」



亜紀はそう言ってあたしの瞼に触れる。


「辛いかもしれないけど、いつまでも、悲しんでちゃ駄目だよ?

そんなのあたしも悔しいよ。

唯らしくないっ。

唯はいつも明るくて元気でさ……。

とにかく今のままはよくないよ。

強くならなきゃ。

あたしでいいなら支えになる。
だから…頑張ろうよ。
唯を苦しめた男たちになんか負けないで頑張ろう…?」


『…うん……っ。』




亜紀の言う通りだよね……。


あたしこのままじゃあいつらに負けたことになる。



このまま部屋に籠ったままじゃいけないよね。



強くならなきゃ駄目だよね…。



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