シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
「あたしはただ、舞台を成功させれれば、何も言う事ないよ」
「でも……あー、なんかムカつく!!」
涼介は、頭をかきむしった。
「なんで通りかかったのが俺じゃなかったんだよ……」
「涼介……」
「今度からは、俺に全部言えよ?
一番近くで守ってやれるのは、俺なんだから」
真剣な瞳でそう言う涼介。
茶色の髪が夕日に透けて、ますます赤く見えた。
「うん……」
「隠し事するなよ。仲間じゃん。
困ったときは、助けあおうな」
「はい……」
「あと、さ」
「??」
「……なんでもない……ごめん」
涼介はふるふると首をふると、
勝手に一人で納得したようで。
「では、さらばじゃ!」
と言い残し、帰っていってしまった。