シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】


「ちぃは、大丈夫なの?」


『…………』


「その闇とやらは、ちぃには被害を及ぼさないの?」


『…………』


「答えてくれないなら」



あたしが、あなたに服従する義務は、ない。


あたしは制服のまま、ケータイと財布だけをつかんで外へ出た。


家のドアを閉める瞬間……


悲しそうな幽霊の顔が、泣いているように見えた。





< 127 / 245 >

この作品をシェア

pagetop