シークレット・ガーデン ～禁断のキス～【更新停止中】

そう。


ちぃの家で大量の睡眠薬を見つけたあの日から。


あたしは本当に、毎週日曜にちぃの家に通った。


お手伝いさんに、おかずを多めに作ってもらって。


それを一週間分冷凍しておいて、チンして詰めれば、豪華なお弁当のできあがり。


我ながら、うまいことを思いついたもんだ。


しかし、冷凍できない食材もある事を知らなかったあたしは、

たまにスポンジみたいになった豆腐やこんにゃくをちぃに食べさせ、あっさり自分で作っていない事がバレてしまった。


ちぃは、爆笑してたけど……。


それで、一日庭でぼんやりするだけで、満足な時間が過ぎていった。


幽霊も見ないし。


身体も心も練習で疲れたあたしも、癒しを必要としていたのに、

あの庭でようやく気づいた。