シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
「夢を叶える前に、変な男にうつつを抜かすと、取り返しがつかなくなるわよ」
「何それ……変な男とか言わないでよ。何も知らないくせに」
「知りたくもないわ、娘の男のことなんか」
ママは、見たことのないような顔をしていた。
それは母親ではなく、一人の女の顔……。
「…………」
「ミスして妊娠なんかしてごらんなさい。
あなたの夢は、そこで終了よ」
何かを後悔しているようなママの顔。
前にも、いつだったか見たような気がして、言葉が半分しか頭に入ってこない。
いつだったか、思い出せない……。
「聞いてるの?ひなた。
あなたは今、男の子と遊んでる余裕はないはずよ?」
一段と大きな声で言われて、ハッと我に返る。
「だから、彼氏じゃないってば!友達だよ!」