シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
久しぶりに見たひなたは、
本当に白雪姫みたいだった。
白い肌は、いつも希望に溢れて薄い桜色に染まり、
黒目がちの瞳は、照明なんか当てなくたって、輝いてる。
……早く、手に入れたい。
こんなところで、他の人間に邪魔されるわけにはいかない。
いったい何年、待ち焦がれたと思ってるんだ……。
「……な、た……」
のばした手は宙をつかむ。
「ひなた……」
ごめんね。
俺、本当はひなたの夢なんか、これっぽっちも応援してないんだ。
ただ、俺のものにしたい。
それしか、考えてないんだ。