シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
アドレスから、長島くんの名前を呼び出す。
コールするけど、永遠に呼び出し音がなるだけで、
それは一向に通じない。
どういうこと……?
ふと後を振り返ると。
そこには、知らない男の子たちが、
こちらを見てにやにやして立っていた。
あたしはとっさに、目をそらす。
一回、駅の方に戻ろう。
そう思った時だった。
「どこに電話してんの?彼氏?」
そう、背後から声をかけられてしまった。
あたしは聞こえなかったフリをして、
ケータイをいじるふりをしながら、足早に歩く。
しかし、複数の足音はだんだんとあたしに近づいてきてしまった。
とうとう耐え切れずに走りだそうとしたとき、
追いかけてきた男の子に腕をつかまれてしまった。