ツンデレ彼女と無関心彼氏


「…そこまで」


「い゙っ…いでででででっ!!!」





掴まれていた腕の感触が消えると同時に聞こえた、男の人の唸り声と愛しい人の声。



弾かれたように顔を上げると、そこには、男の人の腕を掴み上げる猛がいた。





「…たっ……」


「…失せろ。」





猛の凍り付くような視線。低い声。



男達は泣きながら、逃げて行った。




< 49 / 68 >

この作品をシェア

pagetop