ツンデレ彼女と無関心彼氏
道端で座り込むあたし達。端から見れば変な人だろうな…。
「あっ…あたし、ツンデレだから、甘えるとか…頼るとか…っ出来ないんだもん…っ。
たっ…猛が好きだからなっちゃうのに……ひくっ…なっなのに……猛のバカァ~っ!」
泣きながら叫んで、本当に自分が子供みたい。
ポロポロだった涙は、いつしかボロボロに変わってて。
あたしの頬を伝い、地面を黒く染めて行く。
何も言わない猛。
涙は止まること無く零れ続ける。
しばらくの間の後………猛はふいに、あたしを抱き締めた。