夢花火





「人数を二つに分けて、調べていく。局長には、鴨川を境に西、俺が東を受け持つ。」



土方の言葉に、皆が頷いた。



「局長には、沖田、永倉、藤堂達十人がつけ。俺の方は、井上、原田、斎藤達二十四人。俺の方は、状況に応じて更に二つに分ける。その時は、井上が隊を率いてくれ」



「承知」



「暮れの六つ時に出発する。それまでに準備をしておけ」




皆出ていき、部屋には、私と土方と近藤、そして山南だけとなった。




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