夢花火
私は、それを難なく受け止める。
一旦、その人から離れた。
覚悟を決め、刀を勢いよく振り落とす。
ーーーーザシュッ
初めて人を斬ってしまった…。
でも、そんなこと考えてる暇はない。
次々と人を斬り捨てる。
そして、返り血を浴びていく。
敵が、どんどん下に降りていった。
「近藤さん!千春さんも、下へ行って下さい!二階は私一人で大丈夫です!」
声がした方を見ると、沖田がそう叫んでいた。
「分かった!松林君、下へ行くぞ!!」
近藤の言葉に頷き、私達は下に行った。