夢花火




急いで二階へかけあがる。



沖田は、三人を相手に戦っていた。



三人のうち、二人を斬り捨てる。





「……ッ……ゴホッゴホッ…」



その時、急に沖田が咳をし始めた。



その隙に、残りの一人が沖田を斬ろうとする。




「ゲホッ……ゴホッ…」




沖田の方に行きたいけど、私の方にも浪士がいた。



咳をしながら、沖田は膝を床につける。





「ーーーゴホッ…!」





激しい咳を繰り返し、沖田は吐血した。




「沖田!!」



目の前の男を斬り、急いで沖田の方へ走っていく。




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