夢花火
私は、土方を強く抱き締め返した。
「…当たり前だろう」
土方の言う通り、この時代は危険な事が沢山ある。
危ない目に遭うかもしれない。
でも…。
「そんな事言わなくたって、私は、土方が行く所にはどこまでもついて行くよ」
私の、誰よりも大切な人だから。
「私は、あんたと一緒に生きる」
例えどんなに、危険だとしても…。
例え、どんな未来が待ち受けていても…。
あなたの事が、好きだから。
「ありがとな…。千春」