夢花火
まだ作業が途中の頃、沖田が私の所に来た。
…藤堂、永倉、原田を引き連れて。
嫌な予感がする…。
「千春さん!遊びましょう!」
沖田は満面の笑顔でそう言った。
「断る」
「えー。いいじゃないですか!」
「…お前ら、もう終わったのか?」
そう聞くと、四人とも首を横に振る。
「私はいい。お前らだけで遊んでろ」
「何でだよ」
不機嫌そうな顔をした原田が言った。
「私はさっさと終わらせたいんだ」
「でも、息抜きも必要ですよ。ほら」
沖田達に引っ張られ、
私は無理矢理立たされた。