夢花火




「…ったく…」


「ごめんってば、土方」



そう言いながら、土方の顔を覗き込む。



「…何で赤くなってるんだ」


「何でもねえ」




土方はそう言うと、ふいっと顔をそらした。



「何?どうかしたか?」


「……」




もしかして私…。


酔っている時に、何かおかしな事をしちゃったとか…?


…これ以上聞くのはやめておこう。




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