夢花火




沖田が寝たのを確認すると、私は部屋の外に出た。

…しかし、何か騒がしい。

近くにいる隊士に、声をかける。


「何があったんだ」

「局長が、撃たれました…!」

「え…⁉」


私は急いで駆け出し、土方の所に向かう。


「土方…!」


「近藤さんは、もうすぐ帰ってくる」


「そうか…」


土方の隣に、腰をおろす。


「大丈夫かな…」




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