夢花火
「沖田!行くな!!」
私がそれを止めようとするけど…。
「近藤さんを撃ったんだ!そんな人達を許す事は出来ません!」
「それは私だって同じだ!」
私が大声を出すと、沖田も口を閉じる。
その時、山崎が中に入ってきた。
土方が山崎に近付く。
「…山崎。局長の怪我の具合はどうだ」
「命は助かりました。ですが…」
山崎は、目を伏せる。
「傷は、思ったよりも深く…」
「……」
「もう、右腕が上がらなくなるかもしれません」