夢花火




そして、私達も、近藤と沖田のいる大阪へ向かう事になった。

「…千春さん!」

沖田が、笑顔で近寄ってくる。

「沖田。ここでの生活はどうだ」

「あまり楽しくないです。やっぱり、皆で一緒の方が楽しい」

「…そうか」

すると沖田は、急に寂しげな表情になり…。

「京は、もう新政府軍のものになってしまったんですね」

「…あぁ」

「源さんも亡くなったって、聞きました…」




< 248 / 345 >

この作品をシェア

pagetop