夢花火




「俺ら、裏切られたのか…?」

「今までのは何だったんだよ!」


隊士達が口々に言う。

それを見た土方が、ため息をついた。


「慶喜公がいなければ、もはや戦にはならねえ。江戸へ退却しよう」


仕方なく、大阪城を捨て、江戸へと向かう事になった。

どんどん追い詰められる。

それでも、近藤や土方はまだ諦めていなかった。





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