夢花火




しかし──。


「今まで、世話になりました…」


山崎は再び、ゆっくりと目を閉じた。


「山…崎…?」


そう言っても、返事はない。

近藤や土方も眉を寄せる。


「山崎、しっかりしろ」


近藤や土方は何回も声をかけた。


「山崎…!」


山崎の死に、皆は涙した──。




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