夢花火




さっさと部屋を出る土方について行く。

土方は、自分の部屋の前で足を止め…。


「そこで待ってろ」


一人で、中に入って行ってしまった。

中からは、何やらごそごそと物音が聞こえてくる。


「土方?まだか?」

「まだだ」

「何をやってるんだ?」

「ちょっと待て」


今度は、カチャカチャと金属音のようなものが聞こえてきた。




< 259 / 345 >

この作品をシェア

pagetop