夢花火




もう、歴史が変わる、なんて事は考えていなかった。

体が勝手に動いていた。

土方を、助けたい…!

「千春!お前どうしてここに⁉」

「土方、よけろ…!」


あと少しで、土方の所にたどり着く。

必死で足を動かし、土方に手を伸ばした。


しかし──。







“パアンッ!!!!”









乾いた銃声の音が響き…。

いきなり目の前が、真っ白になった。




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