夢花火
《最終章》永遠の愛



──

────


ピピピピ……。



「……」


目覚まし時計の音で、ゆっくりと目を開く。


何故か、目からは涙が溢れていた。


ベッドから起き上がり、目覚まし時計を見る。


「まだ、四時か…」


外から聞こえる、車の走行音。

携帯の着信音。


何故だか久しぶりに感じた。

…何故だか、悲しかった。


涙を抑えるように、私は再び眠りに落ちた。




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